出方しだい?
2013/01/28 すあみ
こんにちは。院長のすあみです。
開業してから昨日まで、救急当番医を3回やらせていただきました。
受診した内容を思い返してみると、結膜炎や異物が一番多い感じがしますが、
思っていたよりも意外に多いのが顔面の帯状疱疹です。
なぜか毎回1人は必ず来院しております。
主な訴えは、まぶたの腫れ。
本人としては、麦粒腫(「ものもらい」・「めばち」)になったと思っていることが多いようです。
しかし、私はデコに発疹のようなものがみられた場合、帯状疱疹を疑ってしまいます。
帯状疱疹と判断した場合、皮膚科に紹介しなくてはいけません。
しかし、市内で休日に開いている皮膚科を探すのはかなり困難です。
そのため、いつも2次救急病院に紹介をさせていただいております。
そこで帯状疱疹と診断されると、診療情報提供書を見る限り、
入院あるいは外来で治療が開始されております。
病院勤務だった頃、
皮膚科から「帯状疱疹の眼合併症を診てください」との依頼は多くありましたが、
眼科医である私が帯状疱疹の患者さんを発見することはあまりありませんでした。
まず、どこの科に受診するか?
帯状疱疹=皮膚科ではなく、症状の出方しだいなんですね。
勉強させていただきました。